先日、友達が懐かしいモノの写真を送ってくれました。
キムラタンという子供服の会社で、今はもうなくなってしまったブランドだけれど「FROM95」というのがありました。
たぶん、95cm~ということでベビー服ではなく、子供から中学生くらいまでのキムラタンにしてはちょっと大人っぽいブランドです。
本社の近くにアンテナショップがあって、なんだかワクワクするお店だったので買いもしないのに友達としょっちゅう遊びにいっていました。
そこの店長さんが楽しい人で、いろいろな企画をするたびに呼んでくれて、お店でファッションショーをするときのモデルをやったり、フリーペーパーのインタビュアーという設定で出させてもらったり。今おもえばとってもいい経験をさせてくれました。そのうち水着にさせられるんじゃないかと父親はいらぬ心配をして反対してたけど。
この日は、初めてプロのメイクさんと名乗る、ふわふわソバージュと真っ赤なルージュがかっこいい大人の女性に とっても太い眉毛のメイクをされて、そこのブランドの服を着せてもらって、カメラマンやらデザイナーやらスタイリストやら横文字職業を名乗る大人たちに囲まれて、もう緊張しすぎて心臓がバクバク、手汗、脇汗、顔は真っ赤だったと思います。(モノトーンだからわからないけど。)笑えない時に笑うことがこんなに大変なんだと知りました。
初対面の大人の男の人に空気を読んだインタビューなどできるわけもなく、たどたどしくお話したことをライターさんか会社の人が丸くおさめて記事を書いてくれました。
モノづくりとデザイナーってどうやってなるの?っていうことに興味はあったっぽいですが。
後に、このデザイナーさんの同期の女性が私のWEBクラスの教え子だったり、友達がキムラタンに就職して「あつこちゃん」の記事をみつけられてしまったり、忘れたころに私の人生にひょっこり顔を出します。
今回は、あの頃一緒にFROM95に通っていた友達が、今や子供服やさんからのオシャレショップ経営者になり「OLIVE展」を企画して青春をほじってたときに見つけたらしいです。
「好きをまっとうしてるね」って言われたけど、彼女のほうこそだなと思います。
あの店長さんに会うことはもうないかもしれないけど、どうしてるんだろな。